one room

忘れたくないことと、忘れてしまったことについて

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『止まれ』と道路に落書きする

少しだけ、夜に散歩をしてみました。途中でよったコンビニの店員さん優しい感じで、なんだか嬉しくなった。午前三時にトイプードル散歩させてるおばさんに、迷った挙句、「おはようございます」って言ったら、なんだか可愛い感じの犬の名前とか、色々説明を始…

爪の重さ分傾いた世界

爪が伸びていました。ほうっておいても、いつのまにやら伸びてしまう。バイト先の女の子たちはみんな、伸ばした爪に思い思いの色をのせて、なにやら可愛がっていますが、私は右手の親指と中指と薬指と小指しか伸ばせません。ギターが弾きにくくなってしまう…

高い高いの景色

バイト中、父親に高い高いをされてる、可愛い女の子がいた。手にはりんごジュースが握られている。私はそれを見ていて、なんだか、泣きそうになってしまった。私が袋にジュースを入れて渡すと、女の子に、「ありがとうっ」って、礼儀正しくお礼を言われた。バ…

泣いてる人とイギリス語

朝、寒くて目が覚めた。寒いのが好きで、わざと寒いままにする。ひんやり冷たい床に手を伸ばして、自分の体温が、床に移ろっていくのを感じる。冷たくなくなってしまったら、また、違う場所に手を伸ばしていく。その繰り返し。好きな人と手を繋いだ時のこと…

待合室

昨日の事、思い出すだけで食欲がなくなる。汚いのは、いったいどれだけのもの。ぐったりしていたい、身体はずぶずぶと溶けて、床の上に広がっていくようで、そして、少しずつ床に染みていき、1階へ落ちていく。ぽたり、ぽたりと滴る私自身を想像する。起きて…

目と星の関係

好きな人に、メールを送りました。以前連れてってもらった場所に、もう一度連れて行ってくださいませんかって。返信こないかもとか思うと怖かったので、バイトの前に送りました。こうすれば、不安になったりする時間が、少し短くなると思ったからです。バイ…

ごめんね約束

昨日はライブを見に行っていました。ステージモードのお兄さんはやっぱり綺麗で、終演後、写真を一緒にとってもらう時、すごくどきどきしてしまいました。お兄さんの髪が私の顔にかかった時、視界が薄ら赤く染まっていました。私はどんどん自分が嫌いになり…

カイロスの時間

静かな夜に、深い青に溺れてしまいながら、それでも、友だちからのメッセージに、ひとつひとつ返信する。自分でめちゃくちゃに散らかした部屋の隅で、あーあ、片付け大変って思いながら蹲ってる。反対の隅に転がってる、ガラス板粉々の時計は、あんなになっ…

変な色

昨日、日付変わるまでバイトをしていたのに、今日、起きたのが十時すぎでした。ぼんやりしてしまいます。二度寝をしたいと思いました。もう一度寝ようと思っていたら、弟に病院に連れてってとお願いされてしまいました。仕方が無いので着替えて連れていきま…

飛び越えたい三階

今日はスタジオ水曜日。昨日作ったCDを忘れたりして遅刻気味に出発します。途中で友だちから電話が来て、とても焦る。なんとか二時までに到着して、古い階段を一つ飛ばしで三階まで駆けて、からんからんって鳴るドアを引っ張りました。Cスタの前、細長くて…

酸素ボトル

久しぶりに、過呼吸になった。二・三ヵ月越しでやってきた発作は、なんだかたくさんチャージされてしまっていて、これまでで一番酷かったかもしれない。発作を起こす度に、一度は携帯を取る、でも、誰に助けを求めることも出来ないし、どうせそう長くは続かな…

悪い女の子はどこへでも行ける

「良い女の子は天国へ行けるが、悪い女の子はどこへでも行ける」どこかの編集長さんの言葉らしい。本当かなぁ。私は薄ぼんやりと、明るくなってきた窓の外を見ながら思いました。「どこへ行きたい?」あの日、どこにも行けない私に、そう聞いた。好きな人のこと…

靴箱の記憶

起きてみたら昼過ぎだった。びっくりしながら誰もいない家でギターを弾いた。いつもより少しだけ大きな音を立てた。しばらくして、お腹がすいたので、冷凍食品を適当に皿にのせて電子レンジに入れた。取り出すと、温まり方がバラバラだった。仕方ないので気…

シュークリーム苦い

シュークリームをもらいました。ひと袋十二個入り。とてもおいしそう。何よりそれをくれた友だちの行動が嬉しい。スキップしたいの抑えて帰った。そういえば、煙草が最後の1本だった。帰りながら消費していく。ゆらゆらきえて空気になった。家に着いて、シュ…

本当ってなんのこと

今日は、朝から悲しくて、よろよろしながらベッドから降りたから、ラジカセに足を取られてこけてしまう。その場にしゃがんで、立ち上がれなくて、なんとなく、コンセントに繋いで、たまたま入ってたCD聞いた。イヤホンから流れてきたのは、きのこ帝国の桜が…

季節はずれ

バイトが終わって、家に帰ります。私の名前を読み間違えていたお兄さんは、今日も明るくて、面白いことをしていました。青い透明の四角でサングラスだそうです。世界が青っぽくなる。パンの袋、爆発させたり、した。びっくりしてしまった。家に帰った私は、…

ドアが開かない日

今日は水曜日。スタジオでギターのお兄さんと練習の日。朝から友だちと会って、お昼過ぎにスタジオに着きます。今日は二人とも、お揃いのようなパーカー着てます。風が強いので、フードを二つ、並んでパタパタさせながら、ギターとベースをかついで行きまし…

写真の日記

写真、全部iPhoneで撮ったもので、技術はないけれど、よければ。多分高校一年生の頃に撮った写真。季節は、夏か冬だったと思う。窓みたいな枠と、電線が好き、暗い青はとても落ち着く。帰り道に、よくこの場所で立ち止まって、なんにもせずに、ぼーっとして…

おまんじゅうに助けられる

今日はコンビニのバイト初出勤でした。友だちがいろいろ教えてくれました。友だちは色んなことに対応していて、とてもかっこいい。でも、久しぶりに見た夢が悪夢だったって、今朝Twitterで言ってた。どんな夢だったんだろって、少し気になった。お昼ご飯の時…

タイムマシーンの話

朝起きてすぐ、嫌な予感がするので気休めにレキソタンを飲みました。毛布を頭までかぶっていたせいか、少し暑い。一階に降りて、水を飲もうと思います。蛇口を捻ると、絶え間なく水が流れ出る。溺れそうになるくらい、ずっと飲んでた。少し行儀の悪い飲み方…

目を閉じる

特に理由があったわけではないけれど、Twitterのアカウントを二つ、iPhoneから消した。今まで画面越しに眺めていた、いろんな人の独り言が聞こえなくなった。高校二年生から続けていた、少し寂しい気がするけど仕方がないなって思う。私の部屋は静かになって…

CDに詰め込まれた

眠たくないのと、ギターの練習しなきゃいので、二重の意味で眠れない夜に、ギターのお兄さんからもらったCDのこと、思い出した。コンビニお菓子と一緒に入れてたから、お菓子も食べながら聞こうと思った。オムニバス形式になっていて、お兄さんのバンドの曲…

思い出せない数字

「久しぶり!」声をかけられた時、私は丁度今日のアイスを決めたところで、スーパーカップチョコミント味を、カゴに入れようとしていました。特にこれが最後の一つだったわけではありません。どうしたんだろうと思いながら振り返ります。すると、スーツ姿の男…