one room

忘れたくないことと、忘れてしまったことについて

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

寂しいのは誰しも

雨が降っている日。雨音以外が雑音になってしまったように、ただ、それだけを聞こうとしている。バイト終わって、家に戻ると、壊した時計を買ってくるように言われた。時計の秒針の音、苦手すぎて投げて壊した。隣の部屋にあっても聞こえる時は、気になって…

知らない

幸せになってねって、また言われた。私はそんなに幸薄い顔をしているのだろうか。他人が願わなければならないほどに。夜勤のおじさん、私のこと、知ったふうに友だちに話すらしい。友だちはついに、「あなたは、○○(私の名前)のこと、ほんとに全然知らないんで…

知らない人と、知らないままに話した

深夜三時のこと。シャンプーとか、リンスとかの、甘ったるい匂いが残る髪を、四月の終わり、少し生暖かい風が揺らした。乾かしていないで、さっき下ろしたばかりのブラウスに、髪から水分が伝ってしみを作っている。私の右目はまだ腫れていて、一重のまま。…

さようならと呟く君に

夢を見ました。青っぽい世界で、私は泣いていました。すると、ギターのお兄さんがあらわれて、頭を撫でて、慰めてくれるのです。私は、ああ、もう大丈夫だと思って、目を覚ましました。ベッドから這出ると、ごろごろと転がって、部屋の隅まで移動しました。…

少しだけ思う

今、毛布にくるまって、友だちの部屋の床の上。少し寒い。友だちは、電気消し忘れて寝てるので、薄緑の毛布から光が漏れてくる。視界が薄緑色。Twitterは、なんだかいい事言った人、いいことした人が勝ちみたいな、なんか変な空気。小学校の頃、クラスでやっ…

自動販売機と気温

スタジオ練習の後、待合室みたいなところで二時間。ギターのお兄さんと話してた。次弾きたい曲の話。お兄さんがギターの人と仲良しで、今は解散してしまったバンドの話。エフェクターの話。そのうちBスタにいらっしゃったバンドさんが出てきて、なぜか私たち…

桜に酔えば、

私と友だちの話。私たちは、とても仲が良いといわれれば、また、絶対に合わないでしょ?と言われたり。見る人によって、両極端な反応をする。それは、その人が私たちをよく知っているかとか、そういうの全く関係なく。好きな人は、とても良く似ていて、お互…