飛び込む先に
週の終わりの始まり金曜日に向けて、
明日には私何も変わらないけど、
きっと少しでも何か見つけたくて、
夜の青の中にダイブしていく。
バイト終わり、
友だちとピクニックへ行く。
晴天じゃなかったけれど、
ひきこもりに優しいくらいの気候で、
私たちは二人で、
レジャーシート広げて、
友だちの作ってくれたお弁当を食べた。
タコさんウインナーに卵焼き、
ベーコン巻き、トマトにおにぎり2個。
唐揚げ、冷凍以外の初めて食べた。
あんなに美味しいんだ。
好きになりました。
公園に、仲良く遊ぶ親子。
少し悲しくなりかけて、友だちとふざけ合う。
その後、コンビニでジュース買って、
スタジオに行く。
スタジオは、ライブハウス併設で、
今日ライブなので人がとても多い。
待合室で、好きな人と、
その他にも、いろんな人たちがいて、
少しずつ挨拶とかお喋りとか。
好きな人はお酒片手に、胡散臭い笑顔。
いつもより少し背が低く見えるのは、
横にいる動物の名前のお兄さんが、
180cm超えるくらい背が高いからかな。
5時になって、スタジオへ入る。
私はここで、何者かになりたいと、
どうしても願う。
ステージに立つ好きな人が、
「あー!楽しい!」と叫ぶ。
いつもより少しだけ胡散臭さが薄くなったように見えた。
あの場所はいつか自分が居た場所。
だけれど、全く別の世界に見える。
みんなが、戦いながら笑ってる場所、
そこに行きたい。
そこで、負けずに立ち続けたい。