one room

忘れたくないことと、忘れてしまったことについて

海と私

考えていること。

それらが、少しづつ形を変えながら、

色を濁している気がした。

朝起きて、それに気づいた。

朝食にコンビニで買ったくるみを食べてみる。

牛乳パックにストロー刺そうとしたら、

ストローの方が折れてしまった。


夏に短くした私の髪も肩くらいまで伸びた。

時間が、過ぎた。

今日は、少しだけ暖かい日。

抹茶味のお菓子を食べた。

友だちの革ジャンがかっこいい。

スタジオ練習はそこそこ上手くいった。

多分、新しく買ったシールドのおかげ。

友だちと夕食とりながら、話す。

本屋で、蒼井優が表紙の雑誌を見つけて買う。


なにも変わらなかった。

外にいれば、家に帰らなければ、

普通に、幸せだと思った。

でも、疲れやすい私だから、

そんなことは体力的にもできない。

ひとりで暮らそう。

自分で、自分に帰る場所をあげたい。


静かで、透明で、重たくて、現実味のないもの。

そんなものになりたい。

分からないけれど。


この間、本当に、親がおかしかった事に、

どう使用もなく気付かされた。


海が見えるところで暮らしてみたい。

私の両親は、しばらく海の近くにいた。

散歩とかしていた話を聞いたことがある。

そんなところに住みたい。

海、友だちと行ったのが、多分最新の記憶。

波の音が好き。

雨の音も好き。

水の音が好きなのかな。


今は国道沿いに住んでいるので、

静かになった夜は、

車が通り過ぎる音がよく聞こえる。

あの音は、本当に雨みたい。

一瞬で駆け抜けていく雨の音。


住む場所は古い方が落ち着く気がする。

狭くても、ボロくても、私とギターと本と、

大好きな洋服を何着かしまえればそれでいいから、

家賃とか二万円くらいでなんとかなりそう。


バイト先に近いのもいいな。

ゆっくり生活ができそうだし、

友だちや好きな人と同じ街に住める。

うっかりスーパーで三人鉢合わせたり、

楽しそう。


バイト先遠いと車使わなきゃならないし、

車は嫌いだから、徒歩で生活をしたい。


でも、そもそも私は、親からの愛情とか、

そういうもの全部、

本当に諦めがついているのだろうか。

未だに、時々やってくるあの優しい母親に、

なにか期待しているのではないか。


救われないなぁ、と思う。


とりあえず今日は、

海の近くで一人暮らしをする、

そんな気分だ。


本当にできたら、素敵だ。