読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

きらきらの中に

日記とか考えていることとか

1年の始まりの夜に

行き交う人。
賑やかな屋台。
寒くはなかった、あちこちから湯気。
笑う人々の口元も白く霞んでいる。
忙しそうな巫女さんたち。
どこかのテレビ局のカメラ。
隣で、彼氏の愚痴をこぼす友だち。
全てが愛おしくて、
全てが今にも無くなってしまいそうで、
私はしゃがみこんでしまいそうになる。
蹲って、きらきら光るこの光景から、
目を逸らしそうになる。
それでも、私はここに立っていた。
お参りをして、おみくじを引いて、
無愛想なお兄さんが焼く焼き鳥を食べたり、
お茶を飲んだり、お餅を食べたりした。

ここから始まるのだと思った。
友だちが、焼き鳥を二本同時に食べているのを見ながら、
泣きそうになった。
遠くへ行かないでほしい。
それだけをずっと願っていた。

2人でお守りを買った。
私たちのことを、どうか守って。

始まったばかりの今年が、既に愛おしくて仕方がない。

f:id:kirakirawomiru:20170103034743j:plain