ご飯が食べられなくなった
夜の八時、コンビニでのバイト中、
突然、フライヤーや、お弁当類を見て、
吐き気がこみ上げてきました。
お客さんがレジに持ってくるお弁当も、
自分で揚げに行くフライヤーも、
全部がなんだか気持ち悪くて仕方ないのです。
年上のお姉さんにレジを頼んで、
トイレに駆け込みました。
鏡を見ると、唇が完全に紫色。
顔は普通の白さではなく、むしろ青い。
最悪です。
足の震えが酷くてしゃがみこんでしまいます。
そのまま待つこと十五分。
なんとか立てるようになり、レジに戻りました。
合間にはひたすら、友だちに持ってきてもらった、
ポカリを飲みます。
しばらくすると、
ウォークインの補充をしていた、
おじさんが戻ってきました。
もう終わったから、後ろで休んでていいよ、
って言われて、もう仕方が無いのでそうしました。
不甲斐なくて泣きそうでした。
その日から、ご飯が食べられなくなりました。