one room

忘れたくないことと、忘れてしまったことについて

ライブ

日曜日の午後インターネットで、
いくつかの古い雑誌や、漫画を買った。
私の中の、インスタントなタイムスリップ方法。
二日後に届く事が余計に時間感覚を曖昧にさせる。
三時からバイトだったので、
近くのスーパーでお菓子を買って、
食べながら自転車をこいだ。
最近駄菓子ばかり買っているけれど、
レジに並ぶ時、少しだけ恥ずかしい。

何粒かの抗不安剤を飲み。
九時間のバイトが始まる。
バイト先は、今日もクリーム色。
とても穏やかで、落ち着く。
日付が変わる少し前、好きな人が煙草を買いに来る。
なんだかすごく楽しそうで、
にこにこしていた。
私もつられてにこにこした。

二月に、ライブが決まった。
好きな人が主催するライブ。
憧れのライブハウスで。
尊敬するバンドさんたちと。

あまりに嬉しくて、
バイトが終わってからすぐ、
ギターのお兄さんに電話をした。
夜中の零時過ぎだったけれど、
三コール目でお兄さんの声が聞こえる。
それからしばらく話をした。
外は寒かったけれど
なんとなく外からかけた。
オリジナルの曲を作ろうと思った。
明日はお休みなので、
缶ビール三本と一緒に帰宅。