one room

忘れたくないことと、忘れてしまったことについて

変な色

昨日、日付変わるまでバイトをしていたのに、

今日、起きたのが十時すぎでした。

ぼんやりしてしまいます。

二度寝をしたいと思いました。

もう一度寝ようと思っていたら、

弟に病院に連れてってとお願いされてしまいました。

仕方が無いので着替えて連れていきます。

小学生の弟が平日のこの時間に家にいるのは、

なんだかとても不思議な感じがします。

そういえば、

学校を休んだ日は、気だるい優越感と、

微睡んだ後ろめたさで、

ゆったりと心地よかったのを思い出します。


お昼からはコンビニのバイトへ行きました。

寝不足で少しふらふらします。

エスモカ3錠飲んで乗り切ります。

夕方からは焼肉のバイトです。

コンビニを上がるときに、

黒のワイシャツに着替えて、そのまま向かいました。

お店に行くまで、

友だちからもらったチーズケーキとおにぎり、

もぐもぐ食べながら歩いていきました。

少し行儀が悪いけれど、エネルギー補充です。

お店に着くと、金曜日の夜なのに、

お客さんが誰もいませんでした。

店長と、ホールのお姉さん二人と厨房のお兄さんで、

ドリンクの電源も入れずに、

映画とか、漫画の話をします。

厨房のお兄さんは、右が金で左が黒という、

とても奇抜な髪型をしている上、

それが似合っていたりしてすごいです。

あまりにも暇なので、

杏仁豆腐の崩れて出せない分を、

お兄さんからもらって三人で食べました。

ほんのり甘くて真っ白の杏仁豆腐は、

想像していたよりずっと美味しかったです。

九時を過ぎてもお客さんが来ないので、

ついに店長が神棚を拝みだします。

私たちも、バイト先が無くなると困るので、

少しだけ心配になりました。

店長は、ため息をつきながら、

「みんなで焼肉食べよっか」

って言いました。

お姉さんたちは大喜びです。

期限切迫のシロップ混ぜて、

色とりどりのジュースを作ります。

そんなことをしていたら、

十時前、やっと今日初めてのお客さんが来て、

焼肉の準備中断しました。

それから、団体のお客さんも来たので、

だんだん慌ただしくなります。

あーあって思いながら走り回ります。

どこか惚けていたみたいなお店の雰囲気は、

あちこちにしまい込んでしまいました。

日付が変わって、

やっとお客さんがいなくなったので、

今度こそみんなで焼肉を食べます。

ライスも持ってきて、

高そうなお肉を適当に網に乗せます。

店長さんとお兄さんも揃って、

それぞれよくわからないジュースを持って、

乾杯して、いただきますをしました。

店内の証明が、ジュースのグラスに反射して、

ゆらゆら揺れています。

冷凍庫からアイス持ってきて、

この中に浮かべたいなぁって想像しました。

そんなことを考えてるうち、

お姉さんは横で、私の髪を触りながら、

「変わった色だねー。変なのー」って言っていました。

いきなり髪を触られてびっくりした私は、

変な声を上げてしまいます。

お姉さんに笑われてしまいました。

金色、アッシュグレー、黒、ミルクティー、カーキ、

次々と色を変えた私の髪は、

あちこちにむらになっていて、

光の加減によって、全然違う色に見えたり、

一部だけ明るかったりするので、

自分でもよく分かりません。

早く一定の色を定着させたいです。


家に帰る前に、

昼間バイトをしているコンビニへ寄りました。

面白いお兄さんが夜勤みたいでした。

「お疲れ様です」って言て、

レモンの炭酸水を買いました。


飲みながら、

家に帰って、とりあえず眠ることにしました。

今日は頑張ったと思います。

明日、少し高いお菓子を買いたいです。