one room

忘れたくないことと、忘れてしまったことについて

行きつく場所に

今日は、朝から出かけました。

中学の頃の友だちとです。

地元から離れていたので、会うのはおそらく、

半年以上ぶりだったんだと思います。

それなのに、あった時、

あんまり懐かしい、とか、久しぶりとか、

そんな感情が見当たらなかったのは、

Twitterの影響なのかもしれません。

SNS、侮れないなぁといった感じです。

遠くにいて、会ってもいない人を、

常に身近に感じることが、

はたして良いことなのかは置いておくとして。

身長のわりに、体重が大分軽くなっている彼女は、

なんだかあんまり不健康な感じがしなくて、

不思議に思いました。


二人で駅まで行って、

都会を目指します。

快速の電車は、二十分くらいで、

私たちを目的地へと運びました。

移動手段として、

電車はとても好きです。

遠くへ行くなら電車が一位です。


目的地についた私たちは、人に塗れながら、

買い物をしたり、ご飯を食べたりします。

このまま、消えてしまっても、

きっと誰も気づかないような感じです。

そのくらい、人はありふれていました。


もみ消されるような人混みを歩きながら、

私は、彼女のODした時の話を聞いていました。

私は処方薬とブロンを使うのですが、

彼女は市販薬でしているようでした。

なんだか今すぐにでも薬を飲みたいと思います。

こうなるので、こんな話、

あまりするべきじゃないなぁと思います。

友だちは楽しそうなので、続けました。

私は、ずっと、何も考えないように務めました。

友だちは「三十歳までに死にたい」と言います。

なんとなく分かります。

でも、友だちも私も、年齢とともに、

病状は軽くなるはずなので、

その頃には普通に元気なのかもしれません。

そう考えると、なんだかよく分かりません。

ただただ、焦燥感に追われます。

きっと逃げきれません。

今日はお薬持ってないし。


今日もし私が帰ってこなかったら、

都会に飲み込まれてしまったことにしたいです。

でも、両手に抱えた、

新しい洋服や小物がきらきらしているので、

これを身につけて遊ぶまでは、

なんて、適当なことを言ってみます。