one room

忘れたくないことと、忘れてしまったことについて

夏の終わりにひいた夏風邪

どうやら夏風邪をひきました。

なんだか最近、とても寒くて、

それが引き金になっているようなので、

正しくは夏風邪ではないのかもしれません。


朝起きた時、私は自分が涙目なのも、

体が火照っているのも、

昨日見た悪夢のせいだと思いました。

誰かよく知らない、多分同い年くらいの女の子が、

私にしがみついて泣いている夢でした。

とりあえず一階へ降りて、水を沢山飲みます。

大きなペットボトルの半分が消えていきます。

蝉が泣かなくなったので、静かなお昼です。

私は自分の部屋で、転がっていました。

ですが、手や、足が、落ち着かないのです。

おかしいな、寒いのかなと思って、

毛布をかぶりました。

すると、熱がこもったように、火照ります。

頭も、綿菓子になってしまったような感じで、

ふわふわもやもやと気持ちが悪い。

どうしてしまったんだろう。

少し不安になっていました。

数分後、風邪をひいたのでは、

という可能性に気がつきました。

体温計で熱を測ります。

三十七度二分。

平熱が三十五度前半の私にしては、

なかなかの高熱を記録しています。

とりあえず戸棚から市販の風邪薬をのみます。

効くのでしょうか。


夏風邪といえば、好きな人が、

「今年は梅雨が曖昧すぎて、夏風邪をひき忘れた」

と言っていたのを思い出します。

夏風邪をひくのにも、タイミングがあるそうで、

その基準が梅雨だったそうです。

そういえば、今年は梅雨を思い出せないな、

と思いました。

私が夏風邪を、こんな変な時期にひいてしまったのも、

こっそり巡っていった、梅雨のせいかもしれません。


いくら具合が悪とはいえ、

家にいたくないので、カラオケなどに行きます。

一人で二時間。

さすがに声がからからになってしまいました。


夜頃、弟の用事に付き合いました。

途中で、青色のピアスを見つけて買ってしまいました。

私は二つもいらないので、

片方は、友だちにあげようと思います。

きっと似合うと思いました。

そんなこと考えて買い物してたら、

丁度その友だちから、

「死んだら私のベースよろしく」

とかLINEが届いてたので、

「死んだら死ぬからなー」

とか、よくわからない返信をしてしまう。

不安定同士で話していると、

ほとんどどちらかが揺らめいてしまってたりして、

つなわたりでもしているみたいです。

観衆の皆さんは、ハラハラして見守ってても、

落っこちた時、笑うので怖いです。


明後日は、中学の頃の友だちと遊びます。

夏風邪、早く治したいです。

三錠規定量を飲み干して、願いました。