one room

忘れたくないことと、忘れてしまったことについて

夜と信号機と背中

今日は、ギターを持って、家を出ました。

それから、友だちの家に行って、

二人で練習をしました。

私はやっぱり、一番難しいところが、

弾けたり弾けなかったりでした。


しばらく練習してから、

お昼ごはんを食べに行きました。

飲み物は、

オレンジジュースとミルクティーです。

デザートの杏仁豆腐が冷たくて、

とても美味しかったです。


それから二人でスタジオへ行って、

ギターのお兄さんを待ちました。

約束の時間ギリギリに、

とても焦った様子で、

お兄さんが走ってきました。

機材をとってくるので、

セットだけしておいてと言われたので、

私はギター一つとベースを二つ、

抱えて運びます。

その途中で、待合室で話し中だった、

金髪のお兄さんと黒髪のお兄さんが、

運ぶのを手伝ってくださって、

今日は弾き語りのライブがあると、

教えてもらいました。

その衣装なのか、

お兄さんたちは浴衣を着ていました。


それから、二時間くらい練習をしました。

ギターを弾くのは楽しくて、

あっという間に時間がすぎます。


練習の後に、

私がギターをよく落としてしまうので、

ストラップピンを買おうということになり、

ギターのお兄さんに、

楽器屋さんに連れていってもらいました。


ストラップピンだけのつもりが、

星柄のストラップが可愛くて、

それまで買ってしまいました。

友だちは、黒い革で出来ている、

とてもかっこいいストラップを見つけて、

買っていました。


五千円以上購入で参加できるミニゲームは、

想像以上に難しくて、

参加賞のピックケースをもらいました。

友だちは、弦交換用の道具をもらいました。


お兄さんに、

ありがとうございましたとお礼を言って、

さよならした後、

友だちの家に行って、

さっそくストラップピンを取り付けました。

取り付けが終わって、

少し不安だったので、

そういうのにとても詳しいはずの、

好きな人に連絡して、

これであってますかと聞きました。

合ってると言われて安心していた頃、

今から居酒屋さんに行こうと、

連絡が来たので、

二人で待ち合わせ場所の、

近くのスーパーまで行きました。

スーパーにつくと、

その人はタバコを吸っているところでした。

「こんばんわ」と言いながら走って行きます。

すると少し笑いながら、

道路交通法的に少し怒られました。

好きな人と友だちと私の三人で、

もう、ほとんど人通りのない道を歩きます。

あちこちで光る信号機が、

ほどんど意味をなしていないのに、

なんとなく赤信号では三人とも止まりました。

ご飯を食べながら、

たくさん話を聞きました。


この日は、家に帰るととても寂しくて、

楽しかったはずなのに、泣いてしましました。

いつかまた、夜の信号機の前で、

三人赤で止まったり、

できる日がくればいいなと思いました。