雨の手前、立ちすくむあなたを見ました。ため息をひとつ。リハーサルは四バンド目に差し掛かっていて、扉のむこうから、音が漏れてきていました。近くにいた金髪のドラムのお兄さんは、腕立て伏せをしながら言います。「〇〇さんがいるのに、雨なんて珍しいで…
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